「行った、銀輪走(走った)、見た、知った」……そして残った

サイクリングで駆け巡った彼との45年間

13.写真に残る城郭、武家屋敷など(※市町村名は2024年6月現在)

城郭および武家屋敷塔については実際に訪れた所が殆どですが、たまたま通り道から見えた城郭を遠望したものなども含めてあります。

近年は城郭の復元が盛んで再訪すると大きく変化しているのが殆どですが、現存する資料に基づいた復元による変化ならば良いが、観光のための建設による変化ならば………。

なお、城郭の標記は「城跡」、「城址」でも「城」としてあります。

[37] 大分県⑥ 竹田市

この城について、彼は「2022年11月16日に当ブログで公開した『5.特に印象に残っている全都道府県の思い出[22]大分県』をそのまま引用させていただきます」と言っています。

 

1987年10月26日。

雨の降る竹田市に着く。

竹田市に来た目的は、滝廉太郎が『荒城の月』を作曲した際にモデルとしたと言われている「岡城阯」を見、JR豊後竹田駅で到着メロディの『荒城の月』を聴き、郷土玩具の『姫だるま』を入手すること。

彼はJR豊後竹田駅で『荒城の月』を聴き、偶然「駅の改築記念と岡城築城800年祭の記念券」が販売されている事を知り購入して、武家屋敷を見ながら岡城阯に向かう。

岡城阯に着き、そびえ立つ美しく迫力のある石垣を見ながら天守台に向かって歩いていると、 あるはずがない天守閣が見えて彼は驚くばかり。

この天守閣は模擬天守閣で、「岡城築城800年祭」のイベントとして期間限定で本丸跡に作られた事を知った。

この日は、平日の夕刻に加え雨模様で閑散としていたが、模擬天守閣は近くで見ても「本当に良く出来ている」と改めて驚くばかりで、このようなタイミングで訪れた事に彼は「運が良かったかも」と話していた。

後日、この模擬天守閣の骨組みは木、壁面や瓦は発泡スチロール等で作られて本丸跡に作られたが、岡城阯が国の史跡のため10月20日から20日間だけ一般公開されて取り壊された事を知り、彼は「本当に運が良かった」と改めて私に話した。

1987.10.26 岡 城…竹田市

1987.10.26 岡 城…竹田市

1987.10.26 岡 城…竹田市

1987.10.26 岡 城…竹田市

1987.10.26 岡 城…竹田市

1987.10.26 岡城阯。天守閣は「岡城800年祭」の行事の一つとして本丸跡地に模擬天守
を建設。1987年10月20日から20日間一般公開された…竹田市

1987.10.26 岡城阯。天守閣は「岡城800年祭」の行事の一つとして本丸跡地に模擬天守
を建設。1987年10月20日から20日間一般公開された…竹田市

1987.10.26 岡城阯。天守閣は「岡城800年祭」の行事の一つとして本丸跡地に模擬天守
を建設。1987年10月20日から20日間一般公開された…竹田市

豊後竹田駅改築 岡城築城800年祭 記念券」(2022.11.16自宅にて)