■ - 「行った、銀輪走(走った)、見た、知った」……そして残った

8．写真に残る峠、最高所、最高地点など

※都道府県名および市町村名は国土地理院の地図による2023年4月現在

※標高は現地に表示のある場合以外は国土地理院の地図によるもので、おおよその高さを※を付して記載

※峠についてはバス停の表示があったものも含む

［５］岩手県－２(遠野市、釜石市、大船渡市、陸前高田市)

《 仙人峠 》

仙人峠から下って釜石市の旅館に入る。

自転車で来た彼を見て、女将さんが最初に口にしたのは「熊は大丈夫でしたか？」で、彼は「国道で車も通るのに熊が出るんですか？」驚きながら逆に聞いていた。

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彼は「昔と違い、近年は熊の出没の話題も珍しくなくなっているが、熊出没情報には注意するべき」と言いながら、2001年6月に北海道の上ノ国町の国道２２８号線で経験した「上ノ国町入って直ぐの国道２２８号線の脇に『熊出没注意！これより先約６㎞区間(石崎～小砂子間)……』の看板が有りいつもの注意を促す注意書きと思い走っていたが、脇道の大小を問わず入口の全て(小道も含)に、つい最近置かれたような注意書きの看板が立てて有るのに気付き、「畑作業していた老婦に尋ねると『きのう子熊が海の方に行ったためで、子熊の後ろには必ず親熊がいるんだよね』と言い、加えて『小さい頃は、熊さんは山の中に居るものと思っていたが、近ごろは違うんだよね』」と話してくれた事を私に話した。

彼は、今でも「国道２２８号線の６㎞は本当に怖かった」と話している。