「行った、銀輪走(走った)、見た、知った」……そして残った

サイクリングで駆け巡った彼との45年間

8.写真に残る峠、最高所、最高地点 など

都道府県名および市町村名は国土地理院の地図による2023年4月現在

※標高は現地に表示のある場合以外は国土地理院の地図によるもので、おおよその高さを※を付して記載

※峠についてはバス停の表示があったものも含む

[3]秋田県

発荷峠

1974.07.26 発荷峠[※632m](国道103号線)…鹿角市

1974.07.26 発荷峠から見る十和田湖鹿角市

秋田峠

2014.07.21 秋田峠[※196m]。国道285号線の秋田峠トンネル…上小阿仁村

花山峠

1997.10. 花山峠[※742m]。国道398号線の秋田県宮城県の県境…湯沢市

鳥海ブルーライン

1980年5月4日。

鳥海ブルーラインを通って秋田県象潟町(当時)から山形県遊佐町に抜けるべく上り始め、雪の壁の中を走り頂上に着く。

しかし、ここから道路は積雪のため無くなり、除雪されていない理由を道路関係の事務所で聞いたところ「ここから先は過去にスキー事故で死者が出たため、スキー客のために1㎞程は連休明けまで除雪しない」との事であった。

このため、苦労して登った同じ道を気持ち的には「アッ」と言う間に下った事が思い出され、彼は象潟町から遊佐町まで更に約20㎞走らざるを得なくなったことに唖然としていた。

けれども、頂上から見た「鳥海山」や「日本海に浮かぶ飛島」はもちろん、途中で続く「雪の壁」には特に感動したらしく、下り終えた際「頂上で道路が無くなった時は信じられなかったが、やはり行って良かった」と私に話した。

なお、鳥海ブルーラインの道路状況について、彼はどうしてもこの道路走りたかったため出発の数日前に秋田県山形県の県庁の観光課に照会したところ、両県とも「通行可能」との回答だったとの事。

1980.05.04 鳥海ブルーライン(秋田県)の頂上にて[※1159m]。
正面は鳥海山にかほ市象潟町              

1980.05.04 鳥海ブルーラインの雪の壁…にかほ市象潟町

1980.05.04 鳥海ブルーラインの頂上の1㎞は「ゴールデンウイーク明けまで
除雪しない」との事だったため、登って来た道を下る事に…にかほ市象潟町