8.写真に残る峠、最高所、最高地点 など
※都道府県名および市町村名は国土地理院の地図による2023年4月現在
※標高は現地に表示のある場合以外は国土地理院の地図によるもので、おおよその高さを※を付して記載
※峠についてはバス停の表示があったものも含む
《 若杉峠 》
1974年8月8日。
ズブ濡れの衣類を干して野宿した養父町浅野のバス停を出発し、若杉峠に向かう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
この日は地獄の責め苦の道を通った。
その道とは若杉峠のことだ。
なにしろ未舗装のうえ、とんでもない急坂ときている。
快晴だったので少しはましだったが、昨日のように雨にたたられたらと思うとゾッとした。
若杉峠があまりにもハードだったので、次の戸倉峠は200m近く高いにもかかわらず苦も無く簡単に越えてしまった。
若杉峠の悪戦苦闘は、「705mしかない」という単純な高さを思い描いたことにあったようだ。
※「養父町浅野」について、現在は「養父市浅野」になっています。
※ここにある「簡単」は「楽」に、「思い描いた」は「甘く見ていた」に置き換えてください。
※彼は、「若杉峠と宮崎県の国見峠だけは二度と走りたくない」と今も話している。
《 遠坂峠 》
《 春来峠 》
《 蒲生峠 》