5.特に印象に残っている全都道府県の思い出[6]千葉県、埼玉県
彼と走った思い出は枚挙にいとまがないが、特に印象に残っているものを紹介したい。
(11)千葉県
2010年2月21日の勝浦市。
市内に入ると『かつうらビッグひな祭り』のポスターが目に入るも、当時 はやり始めた「体育館などで大量の雛人形を並べて飾るひな祭りか」と思いながら進む。
交差点の角に予想どおりの光景が目に入るも、屋内でなく街頭のため「雨が降ったらどうするのかな」と思いつつカメラに収める。
しかし、人の流れは更に続いており、流れるままに付いて行くと遠見岬神社に着いた。
そこで目に入ったのは「境内の石段一杯に赤い毛氈が敷かれ、雛人形が並べられている光景」。
彼は、この光景に度肝を抜かれたらしく「ただ 目を見張るだけだった」と話していた。
なお、人形を並べる事についてスタッフに「雨の場合はどうするのか」を問うと、「天候次第で、雨が降りそうであればすぐに片付けねばならない」と聞き、運営の大変さを感じていた。
(12)埼 玉 県
川越市の「時の鐘」見たさに、川越から東京、九十九里浜を経由して水戸までの旅行を計画。
寝台列車を降りて乗り換えた大宮駅や、川越に向かう列車には晴れ着姿の女性も多く、元日から登山服にニッカーボッカーという場違いな服装にも関わらず、彼は正月気分を味わっており、気分はそのままに川越市街を回った後、国道16号線から17号線に入り東京に向かった。