「行った、銀輪走(走った)、見た、知った」……そして残った

サイクリングで駆け巡った彼との45年間

5.特に印象に残っている全都道府県の思い出[10]静岡県、愛知県

彼と走った思い出は枚挙にいとまがないが、特に印象に残っているものを紹介したい。

 

(20)静 岡 県

2010年10月10日。

小学校で習った時に想像した、巨大なダムという思いが忘れられなかった佐久間ダム

 

これを見たいがため飯田市を発ち、阿南町にて国道151号線から県道に入り、長野

県道1号線を南下。

天竜村、愛知県の豊根村を通って街灯が点き始めた夕刻 佐久間ダムに到着。

 

そこで目にしたのは、ダムの上を県道が走る巨大な重力式ダム。

そして、ダムを挟んで満々と水を湛えて広がる佐久間湖(天竜川)と、落差を実感させる放流側の下に流れる天竜川の光景。

これらは全て、彼の思いそのものだったようだ。

 

なお、走った県道1号線は長野、愛知、静岡いずれの県でも1号線だった。

佐久間ダム(2010.10.10)

佐久間ダム(2010.10.10)

佐久間ダム(2010.10.10)

佐久間ダムから見る佐久間湖[天竜川](2010.10.10)

佐久間ダムから見る放流側の天竜川(2010.10.10)

(21)愛 知 県

2013年2月10日。

うららかな陽光の中、菜の花が咲く渥美半島

田原市街に入ると、歩道にも菜の花のプランターが並べられていた。

 

城が好きな彼。

原城址を見に行った際、田原市博物館の案内標識が目に付き、中味は全く知らないが「見てだけ行こうか」と期待もせずに見に入った。

 

しかし、出てきた時の感想は一変していて、「渡辺崋山の本物の資料だらけで凄い」と言い、この博物館を知人に紹介している。

菜の花の咲く田原市街(2013.02.10)

原城址と桜門(2003.02.10)

桜門の前にある田原市博物館の案内標識(2013.02.10)