5.特に印象に残っている全都道府県の思い出[11]岐阜県、三重県
彼と走った思い出は枚挙にいとまがないが、特に印象に残っているものを紹介したい。
(22)岐 阜 県
2008年11月3日。
加子母村の国道を走行中、スーパーマーケットにベンチが有るのが見え、ベンチで昼食を取るための品物を購入するために入店。
購入する品物の入った買物カゴをレジに出して待っていると、品物のレジ処理をしていた小母さんから突然に謝られる。
彼は、何故に謝られるのか全く見当もつかなかったが、彼女の手には「ベビーチーズ」が握られていたとの事。
理由はチーズの賞味期限が前日で切れていたためだそうだ。
彼は、賞味期限切れについては若干であれば特に気にする事は無く、この場合も「『これで良いですよ』と言ったが、丁寧な応対で期限のある物に取替えられた」と昼食を食べながら話した。
彼は、レジ担当の方は機械的に作業しているものと思っていたが、日付まで確認している事には驚くばかりだったそうだ。
ちなみに、彼は過去に或る島で、「期限切れ」と書かれた段ボール箱に入れて売られていた品物を迷うことなく買って食べている。
なお、この村に在る芝居小屋「かしも明治座」は一見の価値あり。
(23)三 重 県
1983年1月2日。
熊野市に着き「花の窟神社」を知る。
この神社は日本書紀にも記されている最古の神社との事で、ご神体は巨岩。
また、この神社について彼が最も驚いていたのは「社殿が無い」事だった。
なお、社殿が無い神社を見たのは私も彼も初めてだった。