12.写真に残る港湾、船舶など(※市町村名は2024年1月現在)
港湾については利用した所が殆どですが、たまたま通り道にあった港湾も含めてあります。
なお、船舶は実際に利用したものです。
《 三宝港 》の4 (2017年-3)
2017年11月10日の彼の記録より。
昨日の欠航もあり、宿主のOさんに空室状況を尋ねると「今日は空いているが、明日はヘリコプターで見えられるため空いていない」との事。
万が一今日も欠航すると土曜と日曜は運休日となり、宿の確保が非常に困難な島の状況もあり「どこでも寝られますから」と言うと、「その時には考えて見るわ」と言ってくれ.。
これを聞き安心して散歩していると、「本日あおがしま丸は条件付きで運航します」と村内放送が流れた。
朝食後、同宿のM さんから「工事現場に案内しようか」と言われ、喜んでお願いする。
工事現場に着くと、Mさんは遙か上方にいる作業員に大声で声を掛けて安全面も含め確認し、しばらく工事の確認をして再び作業員に声を掛けて現場を後にすると、今度は昨日断念した大千代港に向かう道路の『通行止め』まで案内してくれる。
ここからは、遙か下方に波に洗われる大千代港が見え、崖の崩壊で港に続く道路は分断されている。
Mさんは地形的な説明をしてくれた上で、「大千代港に続く道路の復旧は無いだろう」と話された。約一時間案内をして頂き宿に戻る。
10時過ぎ、Mさんとお昼の賄いをされている女性に「また戻ってくるかも知れませんが」と挨拶をして出発、あちこちで愛車を停めながら風景や花などを楽しみ11時過ぎ三宝港に到着。
乗船券を購入する際の乗船名簿を書こうとすると、係りの女姓から「昨日記入されたものが有りますから書かなくていいですよ」と言われ、自転車料金についても各セクションの関係者三人に聞いたが、いずれからも「八丈島で聞いて下さい」と言われる。
「あおがしま丸」は12時45分に接岸。
すぐに乗船となり1時半ごろ荷物と10名の客をのせて桟橋を離れ、4時半ごろ底土港に接岸。
自転車料金を聞くと、ここでも「いいよ」と言われ、今回も往復いずれも支払うことなく終わった。
《 大千代港 》
前日に一旦向かうも、時間が無いと判断し途中で引き返した大千代港。
しかし、運良く同宿だった島内の道路工事責任者であるMさんが彼を案内してくれました。
そして、その間 私は宿で休んでいました。
ちなみに、私は「Mさんは地形的な説明をされた上で『この港に続く道路の復旧は無いだろう』と言われた」と、宿に戻った彼から聞きました。
突然に欠航が決まった事により1日滞在が長くなった青ヶ島。
彼が走った島では最も行くのが困難だったこともあり、今では「逆に1日伸びたことが非常に良い思い出になっている」と彼は話している。
彼は、「宿の雰囲気はもちろん、女将さんと賄いの方の対応の良さ。そして、同宿者とも非常に気が合った事に加え、島で出会った人たちの温かさ」が忘れられないと言い、「何時の日か行く機会があれば、迷わずこの宿に泊まる」とも話している。